豊田乳業株式会社
牛乳の歴史(世界史/日本史)


牛乳の世界史



牛乳はいつ頃から飲まれたのでしょうか?今からおよそ8000年前、古代文明がつくられていたエジプトやメソポタミアの遺跡から古代の人たちが牛から乳を搾り、それを飲んでいたことを描いた壁画が見つかっています。牛乳の歴史は人間の文明の歴史とともに歩んできたのです。大昔の人たちは、はじめは山羊や羊を家畜にして、さらに大きな牛を家畜にしました。牛は食料としてたくさんの肉や牛乳を人間に与えました。そのころの牛乳は飲み物としたり、お薬として使われていたのではないかと言われています。牛はまた畑仕事や土木仕事の労働力となってエジプト文明やメソポタミア文明など世界で最も古い文明をつくりあげたのです。エジプトの王様ファラオは牛を神様として祭りました。祭礼に使われた牛はピラミッドの中に大切に葬られたそうです。


牛乳の日本史


牛乳はインドから中国を通って、日本に伝えられました。
日本に牛乳が伝えられたのは、今からおよそ1500年前の飛鳥時代、仏教とともに伝えられたと言われています。
そのとき伝えられた牛乳はヨーグルトのようなもので、主にお薬として使われたそうです。貴族の間では、飲むと体が元気になり、皮膚のつやを増して滑らかにする効果があると言われていたようです。でもこのお薬の牛乳は、貴族の人たちだけのものだったので、王朝文化が滅びるとともに歴史の中から消えてしまいました。
江戸時代の中頃、徳川8代将軍吉宗は、インドから輸入された白い牛を3頭譲り受け、今の千葉県に牧場を作りました。牛乳を普及させようとしたのです。
でも当時の人には受け入れらなかったようです。
牛乳が普通の人にも飲まれるようになったのは、明治時代になってからです。北海道の開拓が始められ、そこに酪農が取り入れられてからのようです。明治政府は牛乳の栄養価値をPRしましたが、牛乳がとても高かったのでなかなか庶民は買えませんでした。ところが日清、日露戦争で怪我をした兵隊さんに栄養剤として牛乳を利用したところ、怪我の治った兵隊さんから牛乳の良さが広まったのです。牛乳は元気の出る飲み物だということがわかったんですね。


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